【BB指数・総合ランク 完全ガイド】
──「この馬、どれくらい強いの?」を数字で読み解くために
はじめに
「人気や騎手より、この馬の“本当の実力”を知りたい」──
そんな願いを叶えるのが、競馬クラスター独自の能力評価指標【BB指数】です。
この記事では、BB指数とそこから導かれる【総合ランク】の使い方をわかりやすく解説します。
初心者でもすぐに使える“数字を味方にする読み方”を、実際の成績データとともに紹介します。
1. BB指数とは?
BB指数とは、競馬クラスター創始者「BB」が30年以上磨いてきた予想ロジックを機械学習で数値化した、完全オリジナルのAI指標です。
馬の“純粋な能力”だけを評価し、人気・騎手・斤量・枠順・馬場バイアスなどの外的要素を一切排除。
言わば「能力そのもの」を可視化する“究極の指数”です。
BB指数が高い馬ほど「能力が高い」=「好走する確率が高い」ことを意味します。
1.2 BB指数別・成績表
指数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
70以上 | 45.5% | 64.9% | 75.8% |
65–69.9 | 31.9% | 52.0% | 65.0% |
60–64.9 | 19.7% | 36.9% | 50.6% |
55–59.9 | 10.9% | 22.9% | 34.9% |
50–54.9 | 5.4% | 12.3% | 20.5% |
45–49.9 | 2.6% | 6.4% | 11.2% |
40–44.9 | 1.5% | 3.4% | 6.2% |
35–39.9 | 0.9% | 2.1% | 3.9% |
30–34.9 | 0.6% | 1.6% | 2.5% |
〜29.9 | 0.3% | 0.7% | 1.5% |
(2012年~、655,817頭対象)
BB指数の読み方と使い方
- 🟢 70以上:鉄板軸
勝率45%、複勝率76%。文句なしの“1着候補”。三連系なら1列目固定が基本。 - 🟢 65〜69.9:準鉄板軸
複勝率65%。信頼度は高く、人気とのバランスで妙味も残るゾーン。単勝・連軸向き。 - 🟡 60〜64.9:安定・妙味の境界
複勝率は50%超→信頼はできるが、やや不安も。相手or対抗としての扱いが無難。 - 🟠 55〜59.9:穴の主戦場
複勝率は約35%。人気薄なら一発に期待。三連系の2列目〜3列目で爆発狙い。 - 🔴 40〜54.9:ヒモ・相手まで
複勝率は20%前後と低く、主力視は危険。高配当狙いのヒモ候補に。 - ⚫️ 39.9以下:基本“切り”
複勝率は2〜4%。大きく広げると回収率が落ちやすい。買わない勇気も重要。
まとめ
「70以上で当て、60台・50台で増やし、40台以下は基本切る」
──この鉄則を守るだけで、的中率と回収率の両立がグッとラクになります。
2. 総合ランクとは?
総合ランクは、BB指数をもとに馬の強さを11段階(SSS〜G)で格付けした「ランク評価指標」です。
- 能力ランク:BB指数そのものを段階評価したもの(SSS〜G)
- 総合ランク:能力ランクに加え、騎手・枠順・厩舎成績なども加味した“実戦信頼度”付きのランク
つまり、BB指数が「強さ」なら、総合ランクは「馬券的な信頼度」です。
2.2 総合ランク別・成績表
総合ランク | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
SSS | 49.6% | 70.3% | 83.1% |
SS | 41.1% | 62.8% | 75.3% |
S | 34.4% | 55.2% | 68.5% |
AA | 27.4% | 46.6% | 61.0% |
A | 22.2% | 40.8% | 54.6% |
B | 15.8% | 31.3% | 44.6% |
C | 10.5% | 22.4% | 34.5% |
D | 6.7% | 15.1% | 24.4% |
E | 4.0% | 9.3% | 15.8% |
F | 1.9% | 4.6% | 8.1% |
G | 0.7% | 1.7% | 3.2% |
総合ランクの使い方
- 🟢 SSS〜S:鉄板軸候補
複勝率65〜83%。まずこのゾーンから軸馬を選ぶのが基本。 - 🟡 AA〜A:信頼と妙味の境界
複勝率は50〜60%。連対率も高く、オッズ次第で妙味ゾーン。 - 🟠 B〜C:ヒモ・荒れの主力
信頼度は下がるが、配当妙味あり。3連系2・3列目で狙う。 - 🔴 D〜F:リスクありヒモ候補
複勝率2〜3割。点数絞ってヒモで拾う程度。 - ⚫️ G:基本“切り”対象
複勝率はわずか3%。迷ったら切っていいゾーン。
クロス分析への第一歩
BB指数(馬の強さ)× RPT(レース構造)
この2つを掛け合わせることで、「強い馬が信用できるレースか?」まで読めるようになります。
たとえば──
- RPT13 × SSS → 鉄板馬券
- RPT1 × SSS → 荒れるなら疑って妙味
- RPT5 × B〜C → 穴で一発ゾーン
まとめ
BB指数と総合ランクを使えば──
- 馬の能力が“数字”で見える
- 信頼度をもとに軸・相手を選べる
- 無駄な買い目を減らせる
- 感覚ではなく、戦略的に組み立てられる
これが、「競馬クラスターのデータ競馬」の出発点です。
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